7月24日(金)エネルギー最前線を見学しました。

2015/07/27 10:27 に NPO法人さやま環境市民ネットワーク が投稿   [ 2015/08/08 17:06 に更新しました ]
7月24日(金) 快晴の中、エネルギー最前線を学ぶバスツアーが「さや環」、「西温ネット」共催で行われました。

来年4月より一般家庭からでも電力会社を自由に選ぶことができます。
でも市民にとって電力会社を自由に選べるってどうゆうことか分りにくいですよね。

バスの中では電力の自由化についての解説が吉岡理事からありました。
「高くても無農薬野菜を買いたい」といった気持と同じようにCO排出係数の少ない電気を買いたいですよね。でも新電力各社はまだ電力単価を提示できません。東京電力の送電託送料金が提示されないため試算できないそうです。

送電託送料金という言葉が出てきました。
いくら電気を作っても各家庭に電気を送らなければ意味がありません。
電線は東京電力の持物なので電気を各家庭に送るには東京電力の電線を使います。

こんな話を聞きながらバスは東京都森ケ崎の水再生センターに到着しました。
ここでは都民の生活排水が集まり、これを微生物処理によって浄化した後に残された沈殿物から水分を取り除く工程でメタンガスが大量に出るのですか、このガスを使って3200kwの巨大な発電機を回すのだそうです。

教室で都の職員の方から解説を頂いた後工場見学をさせて頂きました。

ここに送られてきた下水は空気の泡に接触させ曝気処理されBODを下げた後残渣を回収し、
水分を取り除く過程で天然ガスと同じ成分のメタンガスが大量発生する。
メタンが外に出ない様に巨大なタンクの中で水分除去を行う。


発生したメタンは60%位のままガスエンジンに投入されエンジンが回る。
エンジンに直結した発電機を回すと同時に燃焼熱は水分除去のための熱エネルギーになる。
V18気筒のガスエンジンで手前の3200KW発電機を回しています。
ガスエンジンの大きさと騒音に圧倒されました。
殆ど24時間操業なので約7千世帯分の電気を作れるのだそうです。


この後BODが下がった清浄水は放流前のタンクに移され東京湾に放流される。
放流水の一部がサイホンで汲み取られ頭上の濃青色のパイプを通って水力発電に回される。
エネルギーを最後まで取りつくす姿勢に脱帽です。
埼玉県も良いことはどんどん真似して欲しいですね。
小水力発電イメージ
この説明図は森ケ崎のホームページから抜粋させていただきました。

NaS電池は効率寿命ともに最高の電池で余剰電気や夜間電力を貯め需要に合わせて放電します。
NaS電池は硫黄とナトリウムからなる最も効率のよい高寿命の電池。
ビルのようなNaS電池(左)              電池のユニット(右)重たい


 この後アクアラインで東京湾を一跨ぎして東京ガスの千葉県袖ケ浦のLNG基地に向かいました。
東京湾を埋め立てて造った広大な土地は首都圏のエネルギー基地でまず私たちを塚本所長が出迎えて下さいました。

基地内の写真撮影は禁止ということで配布されたパンフレットを活用させていたくことにしました。

 ここにはオーストラリア、インドネシア、ロシアなど世界5か国からまた2017年からはアメリカからシュールガスが加わり輸送船(右下)で運ばれてきます。
天然ガスは圧縮されて-160℃以下に冷却され1/600の容積になった液化天然ガスLNGとなって運ばれ、接岸されてから荷役作業が終わるまで半日かかるそうです。
 LNGはそのまま巨大な魔法瓶のようなタンクに移され、使われる時を待つのだそうです。(写真上と左下)沢山のタンクの間をバスで廻りその広さと大きさに圧倒されました。
 使われ方は
 そのままLNGのタンクローリーに積み替えられてお客さんのもとに運ばれたり
 海水を使った気化装置でガスになって首都圏のパイプラインを通ってお客さんのガス管につながれたり、構内のガス火力発電や隣接する東京電力のガス火力発電につながり形を変えて電気エネルギーになるのだそうです。
  天然ガスの主成分はメタンガスで炭素資源の中では最も熱効率が高くCOの排出量が少ないクリーンなエネルギーです。
 電気換算した場合のCO2排出係数 0.525kg-CO2/kwh (東京電力)
                         0.375kg-CO2/kwh  (LNGコンバインド)
Comments